2005-07-19 16:31:27
Various - Friends We Met Along The Way [ 試聴・一口レビュー ]
■Cactus Islandのものが2枚入荷しました。
私がこのレーベルについて知っている事といえば、50枚だかの限定
シングルをレーベル直販でしか売らない、そんないやんなレーベルって事くらいです。
SenseとかVesselとか欲しかったですよ。けど、2枚揃う頃には
どっちかがSold Outみたいな。やれやれです。
って言ってたら今度はDigitonalですか。これは買おう^−^;
閑話休題です。レーベルを運営しているのがMaps & Diagramの一人と
Brocaの2人。クリスピー/グリッチなビートに上モノアンビエント、そんな
ExpandingやNeo Ouijaを彷彿させるような
アーティストが、このコンピには収録されています。
収録アーティストは以下の通り。
Commander, Tim Koch, Stendec, Broca, Apparat, Sovacusa, Vain Foam,
Frank Murder, Helios, Maps & Diagram, Verbose, Skurken, Chico Rockstar,
Iodil, Phasmid, Bovine
有名・無名アーティスト16組17曲(Verboseの曲をXelaがRemixした
曲あり)となっていますが、これがまた素晴らしい内容なんです。
特にTrack_02のTim KochからTrack_06のSovacusaの
流れはもう。この手の音が好きな人には堪らないトラックが続きまして。
Apparatは勿論良く、Maps & Diagramは自身のレーベルからの
リリースという事で気合が違うのか、非常にテンションも品質も高く素敵ですし、
Heliosはどっしりとアブストラクトなビートに美麗なアンビエント・シンセを
絡ませる秀逸ぶり、とお馴染みのアーティストが良い曲を提供してます。
XelaのRemixも素敵でした。
何度か名前を見た事があったものの、いまいち音源チェックにまで
至ってなかったBrocaやSovacusaはちょっと今後注目しないと、
な感じでした。つってもこの2アーティストは同一人物が絡んでるんですよね。
(私の中で)無名では、というとStendecが○でした。
冷たい音色の空間系シンセに、トゲのないロービットな音で構成された
かっちりビート。これは今後チェックしたいと思いますー。みたいな。
■リリースは2003年と一昔前ですが、最近はこの手の音が激しく
減少してますから、好きな方はぜひぜひ抑えておいて頂きたい1枚です。
良質コンピー!

Various / Friends We Met Along The Way (Cacuts Island)
2005-07-17 17:46:55
2005下半期リリースニュース [ 音楽ニュース ]
■7月も半ばに来ましたが、下半期のリリース・ニュースを
ざっとー。所詮、私が拾える程度の情報ですがお許しを。
・最初のニュースはToytronicから。カタログNo.01のLP
Gimmik - Load ErrorがCDにて再発。これに伴い未発表曲5曲を収録されました。
こちらはサイト上で11日と書かれていましたが、市場には先週から今週にかけて
出回りそうです。
あれ・・・なんで既発曲6+未発表5なのに全12トラックなんだろう^−^;
最後のToytronic Themeが気になりますね。

Gimmik / Load Error (Toytronic)
また05/08/01には同レーベル、同アーティストが1994−2000にかけて作られた
トラック5つをコンパイルしたEPNews From The Pastがリリースされます。
・・・んん、Flashで作られてるため、画像を取得出来ないかもかもー(笑)。
・すでにリリース、というとノーチェックでいきなり現れた、という感じだったのが
Erast (a.k.a. Nikakoi)の1stフル・アルバムです。といってもこの情報は
Warszawaだけなんですよね。レーベルのサイトを見ても
情報はまだ載ってなかったり。今月22日に行うライブ・イベントの役得って
感じでしょうか。他のお店に入るのはまだかかるかもですねー。早く聴きたいです。

Erast / Cyberpunk (Laboratory Instinct)
・07/25にPubが4年ぶりにアルバムLiltmorをリリース。
エモーショナルな作品になるらしいです。Singleは私にはちょっとクリック過ぎたので
こちらには期待したいところ。つかまた入手出来なくなったりするのでしょうか。
・8月に入りまして、12日に早くもSecede3rdアルバムがNeo Ouijaから。
といっても本来はもっと早かったはずなんですけど。それに加えて8月に出るかも
かなり定かではないわけですが。2ヶ月ずつ延期してますので10月になる恐れありです。
さすがNeo Ouija。

Secede / Silent Flower Observers (Neo Ouija)
・08/22にAnticonからAlias & Ehrenのコラボ・アルバム
Lillianがリリース。これは書いてるうちに思い出したのですが、
ヒデービスさんのLoadedで紹介されてた盤ですね。
兄弟のコラボなのでした。

Alias & Ehren / Lillian (Anticon)
同日には多作家なVenetian Snaresの十何枚目か(?)に当たるMeatholeを
やっぱりPlanet-muから。チェック追いついて
ないですー。

Venetian Snares / Meathole (Planet-Mu)
・さて9月です。この辺から余り情報がないのですが、大雑把に言いますと、
まずSigur Rosの新譜Takk...が日本先行で8日、12日にヨーロッパで
ドロップされる模様。レーベルは・・・東芝エミorz。CCCDですか?
マジで勘弁してもらいたいものです。
・10月は、ついに来ましたよーってもう色んなとこで書かれてますけど、3年ぶりの
ニュー・アルバムはBoards Of Canada。タイトルはまだ決定してません。
Warpのメール、さらにMusic 70にも掲載されてます。
■今のところ分かる範囲ではこんな感じですか。しかしErastの新譜には
驚かされました。今日知りましたし(笑)。
下半期も色々楽しみなリリースが多そうですね。出来れば延期が余りない事だけ
祈りますー。
あ、そうそう、一つだけ。かねてより楽しみにしてたJegaの新譜情報が
リリース元のPlanet-muからも消えてるんですけど・・・。がっかり。
■05.0718追記。上記のErastの新譜はタワレコに置かれてたり
するらしいですね。あらあら、なんて愚かなのでしょう。
とっくにレビュー書かれているブログさんもありました。
いやー、タワレコのチェックなんて久しくしてなかったもので。灯台下暗しみたいなー。
2005-07-14 20:30:55
2005上半期まとめ [ 特集・長文レビュー ]
■さてさて、下半期最初の月もすでに半月が過ぎようとしておりますが、
何とか上半期のまとめをしなければーですです。
・2005年はKettelでスタートしたと言っても
過言ではないでしょう。前々からアーティスト自身のサイトで告知は
されていたのですが、それでも突然新設されたと感じてしまうレーベル、
Sendings Orbs第1弾となったリリースが本当に素晴らしかったです。
幻想的な音が聴きたくなった時に今もかける事が多いです。

Kettel / Through Friendly Waters (Sending Orbs)
・1月からこんなリリースがあったので、2005年は凄い年になりそうだなと
思いつつ、2月に入るとSubtractiveLADがデビュー・アルバムを
ドロップ。新人離れしたシンセの作り込み具合、そして最近少なかったこの手の
王道な音にやられました。さすがはn5MD、といった
象徴的なリリースかと。Track_01,02がとても素晴らしいです。

SubtractiveLAD / Giving Up The Ghosts (n5MD)
・3月はちょっと減速し、この辺りはネットレーベルModsquareのコンピ
Ctrlシリーズが素晴らしく、色々気になるアーティストが
見つかりました。Justin McGrathはとても収穫でした。
・減速した反動か、どかどかっとリリースが続いたのが4月です。この月は
自分の好みがどんどんポストロック寄りになったのに加え、Anticon関連の
リリースも続いて財布が悲鳴を上げまくりでした。
とは言え、その中で本当に良かったとお勧め出来るのは、
13 & Godくらい。Manualには期待してただけに
ちょっとがっかりさせられたりして。

13 & God / self title (Alien Transistor)
Quinoline Yellowの初アルバムは中々良かったのですが、
ちょっとこのアーティストは金太郎飴状態な感じ、良かったのですが
Praveenはまだまだこんなものではないはず、と
期待しておりますので、今回はお勧めにあげておきません。
・Four Tetの新譜、Merckの
リリースと大きめな話題はあったものの、後者の衰退ぶりは
酷いものがあります。昨年出しすぎたのではないかという勢いですね。
Four Tetはアルバムごとに作風といいますか、
ビートとメロディの比重をガラッと変えるといいますか。新譜は2ndPauseと
対極に位置するようなアルバムではないかと思います。3rdのバランスが
好みだったので、ちょっとがっかり気味でしたが、それでもさすがと言わせる
クオリティだと思ったりして。ただ日本盤オマケのCDは糞でした。
言葉汚く言わせて頂きますけど。うん。何あれ。
・あれれれー? 気づいたら6月です。この月は待ちに待ったものがありまして。
ご存知Secedeのアルバムでした。これは今なお
へヴィー・ローテーションです。うっとりですよ。

Secede / Tryshasla (Sending Orbs)
意外な伏兵つーか、やっぱりこの手の音はどこから出てくるか
予測がつかないものであります。だからこそ自分的にヒットするのかも
しれませんけど。Halfsetはまさしくそれでした。

Halfset / Dramanalog (Elusive)
■メインから逸れて「これらもありですよ」コーナーですが、
今年リリースされたToytronicの2枚のマテリアルを
手に出来たのもこの月で。やっぱり寡作なレーベルなだけありまして、
とても好きな音を聴かせてくれました。ちょっと地味ですけどね(笑)。
あれ、Ochreは昨年でしたっけか。

Ochre / A Midsummer Nice Dream (Toytronic)

Infinite Scale / Sound Sensor (Toytronic)
ApparatのEPも中々良かったです。
ちょっと値段は高めでしたけどね。
・佳作といいますか地味といいますか、RodとPrhizzmも
中々。つーか今年の傾向として、アルバムよりはEPとかの方が粒揃いだったり
したのかもしれないですね。
■上半期のまとめです。大御所や中堅なりリースがあったりしたですが、
私的に良かったなと思うのは新人のリリースだったりしました。
レーベルで見ると、重要レーベルの衰退、もしくは路線変更が目につきます。
一気に流れを作るレーベルはどうも浮き沈みが大きいような気がしますね。
マイペースでぽつぽつリリースを続けているところは、安定具合が違うかもかも。
今後はそういう点で気にしていかなくては駄目っぽいです。
あと、ネットレーベルのチェックは今後欠かせなくなりそうです。
今まで抑えていたレーベルをチェックするだけでは、王道IDMな音が明らかに
足りなくなってきていますし。
そんな事を色々書いてきましたが、まだまだチェック漏れはあるようで
このまとめを書いてる間に凄い数の音源を注文しちゃったりして。でもそれを
待ってると延々と終わらないのでー。逃げます(笑)。
■さてさて、次回の更新は下半期の注目リリースなんかをまとめてみたいと
思いますよ。近いうちにいずれ。
2005-07-05 15:17:39
Rod - All My Love [ 試聴・一口レビュー ]
■なんか知りませんけど、アイルランドのアーティストが続きます。
初出はNeo OuijaのCottage Industries 3の
1曲目を飾ったAll My Loveのはずです。
この曲で気になったため、いつも通りに調べてみたところ、このEPが
リリースされてたんですよね。で購入・・・しようと思ったところ、
4曲入りのくせに2,000円近くしたのでした。それに送料がプラス。
試聴サンプルも30秒くらいと短く、ちょっと冒険する気が起きなかったのが
去年の終わりか今年の初めでした。
それが日本に入ってきたんですねー。価格は変わりませんでしたけど、
送料がかからないって事で良いやというわけです。
どうでも良い事をだらだら書きましたが、内容に入りたいと思います。
Track_01は表題曲で前述のコンピにも収録されている曲です。
棘のないロービット音の断片が、チリチリと断続的に続きリズム化され、
丸く浮遊するシンセ、スペーシーに加工されたヴォーカル、ギター、
溶け込んだベースなどが、見事なバランスで配置された曲です。
その崩れそうな儚さ加減が、レーベル・カラーに合っていたのでしょう。
ヴォーカル部分の一部を鳴らせながら、同様に耳障りにならないグリッチ音を
配置させつつ、音の処理でビート・センスを見せつけ、しかし力強さの増した
Track_02、タイトなアブストラクト+温もりと浮遊感のあるシンセを
調合させたTrack_03、ミニマル的にフレーズを繰り返しつつ、徐々に
変化を盛り込み約10分完走するTrack_04と、充実した内容になっています。
■収録時間は30分弱、ですがこのアーティストが持つ引き出しの多さ、
そしてメロディ・ビート・音色のセンスが詰まった内容となっています。
アルバムが楽しみですねー。

Rod / All My Love (Front End Synthetics)
2005-07-05 15:09:18
Halfset - Dramanalog [ 試聴・一口レビュー ]
■7月に入り、上半期のまとめもしなければならないのですが、
取り上げなくてはいけないアルバムがあるのでこちらを先に。
全く知らないアーティストなのですが、それもそのはず、
アイルランドの新人2人組ユニットだそうです。
でもレーベルのElusiveは要チェックらしいですよ。
スタイルとしては上モノにアナログシンセから、楽器を幅広く
取り入れ、その下地を打ち込みでビートが支えているスタイルです。
ちなみにビートは乾いたアブストラクト的な音色で、タイトに打ち
鳴らされており、私はとても好印象です。
大体はこの形で構成されているのですが、トラックごとに
使用される楽器が異なるためか、とても多彩な印象を受けます。
ですが、牧歌的でオーガニックな雰囲気が全体を覆っているため、
散らかった様子は受けない絶妙なバランス具合。
ボーカル入りのトラックが1曲ありますが、こちらはStyrofoamと
同様で、トラックにマッチしており中々良かったり。
■全11曲48分弱、じわじわと魅力が出てきてますが、これは良いですよ。
長く楽しめてます。柔らかく温かみのある生音+アブストラクトな
打ち込み、という組み合わせが好きな方はぜひ抑えておきましょう。

Halfset / Dramanalog (Elusive)

