2006-09-21 21:04:39
Last Days - Sea [ 試聴・一口レビュー ]
■ん、相変わらず久々です。つーかニュースを更新しなければ、と
思いつつ、やる暇がありません。。情報はそれなりに溜まっているはずなんですが。
さて、本日は珍しく携帯で9割書き上げ、タグや加筆・修正をPCで行いました。
こうすればもうちょっと更新頻度あげられるかも、とか思ったものの、
普段は私、移動が自転車でありました。意味ありませんねー。
というわけでレビューへごー。
■Graham Richardsonのソロ・プロジェクトであるLast Daysの1stアルバム。
この作品は、これまで王道的なIDMばかりドロップしてきたn5MDにとって
異彩を放つばかりでなく、新機軸を打ち出すものとなりそうです。
というのも、この音源の基本ラインはビート要素が無い/薄いアンビエントだから
なんですが、よくよく考えると他のアーティストのトラックはビートはあるものの
上モノは音響/アンビエントの音色であるわけで、ただビート要素が薄いという
だけだという事になります。
・・・なら新機軸とか言うなって感じなんですが、ビート要素が無くても、
このレーベルの持ち味である「噛めば噛むほど味が出る」じゃなくて
「聴けば聴くほど〜」の魅力があるわけで。
ちょっとこれは素晴らしい事では無いでしょうか。
ソフトシンセやデジタル・ノイズなどの電子音に古びたピアノやギターの
アルペジオが奏でられる、非常にすっきりとしたシンプルな構成なのですが、
一つ一つのパートがあるべき音で鳴り、緻密に計算されたような距離感/質感を
もって調和したサウンド・メイクが、アルバムを通して感じられる作品と
言えるでしょう。
最近ようやくこのジャンルの魅力が分かってきたアンビエント初心者の
私が魅力を偉そうに語ってみますと、一分の隙もないアーティスト固有の
世界観を聴かせるか、ある程度聴き手にイメージさせる幅を持たせるかに
分かれるかと思う次第で、このアルバムは後者の最右翼かと。
ちなみに前者の代表としてはDeaf CenterのPale Ravineだと思っています。
それだけ隙間はあるのですが、音はしっかりしているため、だらけた感は
ありません。また、聴き手の精神状態によっては物悲しく聴こえ、
また別の状態では陶酔してしまう美しさをもって聴かせる、そんなバランスを
伴ったメロディ・ラインをしています。
■全14曲分。ピアノの音に思い入れのある方は聴かねばならない音です。
私は思いっきりやられてる毎日です。

Last Days / Sea (n5MD)

