2007-02-24 00:05:52
Christ - Blue Shift Emissions [ 音楽雑記 ]
■とってもご無沙汰しております。ようやく環境的にも
生活的にも落ち着きが出てきたので、ぼちぼち更新を頑張りたいと
思うわけで。っていうか、どうしてもレビューしたい盤が出たので
重い腰が上がったというかですね。
何気なくアルバムを再生させて、T_02で「こ、これは!!」と
目が覚め、その後も続く粒揃いのトラックで、久々にエレクトロニカで
良い作品が出たなと思った次第です。
■すでに彼の経歴は話すまでもないので省略しますが、ただやっぱり
どう考えてもアーティスト名に疑問が。前は「Christ」とピリオド「.」が
付いてなかったと思うんですけど! 今作からですよね?
さてさて。えーと、同レーベルからリリースされたSee and Doing EPは
かつてない程、記憶に残っていないわけですが。ちょっとレビューを
書くに辺り、これではいかんと思ったので、聴き返しますか。
・・・(25分弱経過)
なるほど。雰囲気はこれまで同様でありながら、やたらと
メランコリックな出来ですね。持ち味であるノスタルジーさが
いつもより負の方へ傾倒したような感じで。
んん、でもビートはキレがありますし、これ良いんじゃないんですか?
あれれ?
あれですねぇ、ちょっと消化出来てなかっただけな気がしてきました。
私が考えていた構成では、このEPがいまいちだったので、余り期待せずに
アルバムをかけたらぶっ飛んだ、という対比だったわけで。
それより目論見のがぶっ飛んだ、というわけでありました。
■誰が上手い事言えって言った、て感じなので話を新譜に戻しましょう。
大体、EPが良くてもアルバムはその比じゃない出来なので。
このアルバムを聴いていると、やっぱり耳に刺激的な音は
たまに必要だよなぁと感じます。EPでは薄れがちでしたが、お家芸的な
高音域の強さが、表題作ではまた存分に発揮され、さらに低音域も
振り切れてる感じです。
中でもT_O5の低音は凄まじく、聴いた瞬間、脳が揺さぶられて
いるような錯覚を覚えました。振動してるように思えるんですよね。
音の刺激もさる事ながら、ビートはより洗練され、メロディは
ノスタルジックに、以前よりもしっかりと方向性をもって表現されています。
しっかりビートを絡ませたトラックを聴かせつつ、合間に
上モノをこねくりまわしたT_07のようなトラックが挿入され、
よりビートのある曲を引き締めている辺り、微妙な匙加減でトラックを、
そしてアルバム全体を制御しており脱帽。
■捨て曲もなく、しっかり丸ごと楽しめる一枚として大変おすすめな
アルバムです。このアーティストは元々好きでしたが、ここまでの
作品を作るとは思っておりませんで。化けましたね。
全11曲49:49。長さも良い感じです。

Christ. / Blue Shift Missons (Benbecula)

