2005-03-01 17:57:21
Apparat - Silizium EP [ 試聴・一口レビュー ]
■昨年に亡くなったJohn Peelに追悼の意を込め、
急遽リリースとなったのが今作。ピール・セッションに出演したApparatは、
この時のライブ音源を再構築、さらにTelefon Tel Avivや
Rechenzentrum、BusらがRemix陣として楽曲を提供し、
EPとは名ばかりの、アルバム的な一枚となっています。
これまでの作品とは異なり、生楽器とボーカルが前面に押し出されて
いるのですが、聴き手の感情を扇情的揺さぶるドラマティックな
展開が多く目立ちます。
とはいえ、楽曲のビートの芯を支えるのは、いつものグリッチ・IDMな
面で、従来のファンも納得する相変わらずの音。クラシカルな上モノに
攻撃的なビートが混在/同居出来るのは、やはりアーティスト自身による
実力が大きいのでしょう。
全9曲に加え、PCでTrack_02-KomponentのPVを見る事が出来、
非常にお得感があります。
ただ、一つだけ難を言わせて頂くと、Track_03-Not A Good Placeが
オリジナル・Remix含め3曲存在し、最後まで聴き通す前に飽きてしまう感があり。
トラックは変われども、全面的に前に出されたボーカルは特に加工されないため、
「またこの曲かー」となっちゃったりして。それだけが非常に残念です。
余談になります。John PeelはUKロックに非常に貢献した功績ばかり
取り沙汰されておりますが、彼は60歳という高齢にも関わらず、
Black DogやAutechre、Boards Of Canadaなども
取り上げており、晩年まで音楽に対し勢力的に向かい合ってきた事が分かります。
この一枚はその最たる物でもあると思います。素敵な生き方ですよね。
追悼のりすぺくとの意を込めて。
参考→飢餓天国(uzuさん)

Apparat / Silizium EP (Shitkatapult)
2005-03-01 17:56:18
Tristeza - Spines & Sensory [ 試聴・一口レビュー ]
■2003年に一度バンドは解散を迎え、昨年に再結成となった
ポスト・ロックバンドのTristeza。99年にリリースされた
1stアルバムをリ・マスターし、ボーナストラック3曲を加えた再発盤です。
全部受け売りです。
えーっと、私の非常に狭いポスト・ロックの嗜好を揺り動かしたのは
この一枚。夢心地なサウンド・スケープでリスナーを“あっちの世界”に誘います。
私がポスト・ロックに求めるものは、この優しく包まれるような
深いリバーヴの音だったり、キラキラ眩い音色など。そんなのいっぱいあるじゃ
ないかと思われるかもしれませんが、最後の一つの要素が重要なんです。
ええ、リズムなんですけど。この要素が弱いだけでスルーしちゃうという。
だから神がかり的な音色があるThe Album Leafは
するーしちゃいました☆ 一方こちらはしっかりビートを押さえ、曲によっては
速度を自由自在にコントロールする、私好みさがあったと。そういう事です。
他のCDも聴いてみたいかもかも。新結成となった同バンドは今年、
アルバムを出すらしーです。受け売りです。

Tristeza / Spines & Sensory (Better Looking)

