2004-08-22 16:03:54

レーベル総特集…Audiobulb 2 [ 特集・長文レビュー ]

■さてさて。早速続きに入ります。

・Various Artist - Exhibition 2
一方、こちらは実験的な楽曲が半数を占めています。それらのほとんどは
ビートレスで音響な世界だったり。私は音響は余り得意ジャンルではないので、
うーん、何とも評価しにくいですね。面子も「1」とはほぼ違うため、
こういった面も扱っていくという感じなのかと。実際レーベルの姿勢は
次にご紹介するコンピでよく分かります。

このコンピで私がレビュー出来そうなのは、1・6・7・8・9。
トラック1はしつこく取り上げているDiagram Of Suburban Chaos
曲的にも取り立てて新要素が無いため、割愛します。一定水準には間違いないです。
6曲目Marionは深く沈み込むシンセと、隙間だらけの暗い音楽に
かすかに漏れ聴こえる綺麗めの音。クリックでのブレイクビーツもどんどん
音数が減り、浸っているうちに曲が終了してしまい、ちょっと残念。
で、7曲目Buildは温かみのある音でメロディを作ってますが、
リズム的には余り面白さがなく単調です。

8曲目Henry Leo Duclosは金物っぽいキラキラした音を散りばめた
ブレイクビーツ。それに音響的な上モノの乗せ方で、嫌いではないものの
印象はイマイチでしょうか。次のBlixも同様にブレイクビーツですが、
こちらは内にこもったミニマル感があります。音的にもこちらのが好みです。



■「1」と「2」では好みによりますが、やはりリズムとメロディがはっきり
している「1」を最初に聴く事をお勧めします。

・V.A - Switches
満を辞して登場するのがこのコンピです。んー、アーティストによっては
非常にキャラが立っているので、単独アルバムもかなり期待出来そうだったり。

1曲目は前出のコンピに参加していないアーティスト。のっけからダブっぽい
出だしに驚きますが、曲が展開していくうちにブレイクビーツな感じに。
音が太めで中々良いスタートです。なんつって。

2曲目は「1」で華麗な4つ打ちを聴かせてくれたアーティストと、
Terry Ubrienのコラボ曲。明るめなシンセから始まり、それまで
アクセント的だったリズムが突如勢いを付けて登場します。
それも4つ打ちではなく、ドリルンベース的なブレイクビーツで。
アンビエント的な素材もあったりして、Kaneelに似てるかも。

次の登場するのは「2」で内向的な感じの短い曲を提供した
Marionですが、こちらでは随分と表に出てきます。生弦をメロディの
アクセントに使うなど、世界観が伝わってきた、と思ったらやっぱり音数が
減り、終わってしまいました。もっと聴いてみたいなと思うのですが。

次からは3連打で音響アーティストが続きます。なので省略(苦笑)。

一気に7曲目Blixに行きます。「2」で聴かせた控えめなブレイクビーツは
健在で、より上手さが出てきたように思います。深いアンビエント感も良いです。
8曲目はもうこの音、というだけで誰か分かるようになってきました。
Diag(以下略)。それだけ独特なのかもしれません。金物系とビットの
崩れた音が構成する攻撃的なビートに、一転して綺麗な透明感シンセの
絶妙なバランス。さすがです。

9曲目Henry Led Duclosは「2」よりも曲の繊細さが増したような。
逆に音響な要素が抜けてるのかもです。10曲目はパンを振った音を効果的に
使ったアンビエント。

11曲目は参加数から看板アーティストだと思われるBuild
温かいシンセによるメロディと、金物系ブレイクビーツのバランスが良いです。
これを聴くと非常に安定感があります。
お次はPrhizzmですが、このコンピで最も聴きどころのある曲だと
個人的に思います。全体的にディレイ効果のある音使いに、ボワボワした
ベースをリズム的に用い、徐々に落ちるbpmに合わせ現れる反響する金属的な
シンセ。上手いです。

「1」のコロコロ変わるテンションが好印象だったRoomは、こちらで
一転して落ち着いた曲調。ですが非常にメロディは印象に残ります。リズムは
曲展開に合わせる程度で抑えられています。不思議と存在感のある
アーティストですね。

ラストトラックは6分強の音響曲に、3分ほどのブランクを経て、3分弱の
音響が続きます。が特に取り立てて言う事はない・・・かな。



■という事で予想より激しく長くなってしまいました。この3枚のコンピで
今後追ってみたいなと思うアーティストは、結構な数がいて、
エレクトロニカのこれからを担ってくれると嬉しいなと思ったり。
埋もれるには惜しいレーベルかと思います。

Posted by aphex at 2004-08-22 16:03:54 | コメント(2) | Trackback(0)

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