2004-09-28 11:53:30
Dunaewsky 69 - Contiguity(Shaped Harmonics) [ 試聴・一口レビュー ]
■個人的に大好きなレーベルShaped Harmonicsの新作です。
Novel 23が運営している事もあり、ここからリリースされる作品は
上モノの残響が非常に綺麗です。それにロシア国土特有(と私は思っています)の
温度感や透明度が加わり、非常に強い世界観を作り上げている事が多いのですが、
これはロシアのアナログ・シンセサイザーの味なのかもしれません。
勿論、このDunaewsky 69も上記の例に違わないのですが、
この前にリリースされたStereo Modusとは正反対の世界だったり
します。
メロディをリードする音に暖かさはほぼ無く、それを取り巻く音の数々も不穏な
シンセが用いられ、メランコリーな楽曲が多いです。
なので、暖かい感じのエレクトロニカを求める方には不向きかも。
一方、リズムは非常にオーソドックスなパターンが多く、カッチリした印象。
意外なのは低音の太さかもしれません。太いベースシンセも加わる曲もあり、
非常に安定しています。このリズムがメロディの狂騒具合を加速させるように、
ハイハット数が増えたりして焦燥感を煽ったり。
ハイハットの増やし方がトラックを越えて似通ってたり、楽曲展開に
スムーズさが欠けているような気がするものの、クセになりそうな世界観を
持っています。
・・・私もなんか間違ったレビューとして、くるくる回る美しい旋律で甘美な悪夢が
どうたらで堕ちていく感じがうんたらとか書いてみたいんですけど、
やっぱり恥ずかしくてそんな事書けません。あ。書いちゃったですけど。
不穏な音楽マニア(なんだそれは)の方は是非どうぞ。

Dunaewsky / Contiguity

