2004-11-17 11:42:02
Styrofoam - Nothings Lost [ 試聴・一口レビュー ]
■前作同様、歌物へとシフトし、現在のMorr Musicの
レーベル姿勢とマッチしたStyrofoamの新譜です。
・・・なんか厭味のある言い方になりました。でもキノセイです。
今作の最大の特徴は、参加したゲストが非常に豪華だという事です。
AnticonのAliasがMCやMPCのプログラミングで
参加していたり、The Postal ServiceのBen Gibbardが
ギターやヴォーカル、ピアノで加わっていたり、Lali PunaのValerie Trebeljahrがヴォーカルと、
幅広い人脈が起用されています。
StyrofoamことArne Van Petegem単体のトラックは3曲のみで、そのほかの
トラックはヴォーカルなどでゲストが参加しており、ゲスト・アルバムとしての
側面が強いかもしれません。
といいつつ、アルバム通して一定した雰囲気が出来ているのは、やはり
この人の力によるところが大きいのだと思います。
トラックはというと、生音のみにならず多彩な音が加わっており、
やはりエレクトロニカのアーティストなんだなと思っちゃいますね。
それがヴォーカルによってポップに昇華されていたりして。
ヴォーカルはAliasのMC以外(笑)、まったりしたものが多いので
歌声にアレルギーをお持ちじゃない方であれば、楽しめると思います。
私はMCも大丈夫でしたっていうか、好きですこのMCも。
■全9曲約42分。AliasとBen Gibbardの力が非常に強いと
思わされる1、3、9は最高です。他の曲も質が高いので、通して聴くのが
楽しい1枚となってます。入手難度からしても、電子音初心者にもお勧めー。

Styrofoarm / Nothing's Lost (Morr)
2004-11-17 11:40:35
Bitcrush - Enarc [ 試聴・一口レビュー ]
■Bitcrushのデビュー・アルバムです。といっても彼は以前、
Dryft名義でソロ・プロジェクトを行っていたばかりか、O2と
インダストリアル・アンビエントのGridlockを展開して
いますから、全然デビューじゃないです。これは罠です。
なものですから、音の方はというとこれまでと大差なく安定しています。
ただDryftが非常に攻撃的なトラックが多かった事に比べ、
こちらの名義はGridlockとDryftを足して2で割ったような
音となっていますね。
そのため、シンセはより壮大さを増し、深い音像の中からギターの音が鳴ったり、
沈み込む中に埋没している音に溶け込んだりして、非常に心地良いです。
・・・ちょっと抽象的すぎて私にも言ってる事がよく分かりません。
琴を使ったりしていて、やたら個性出てる曲とかあったりして。
ビートは相変わらず硬質で、ロービットな音がメインに構築。やっぱり以前より
角が無くなり、逆に空間エフェクトによって、音の終わりが奥へ流れて行き、
トラックによっては突然激しいビートが出てきて、血が沸き立ったりします。
偉そうに色々言っておいて、激しいビートが出てきたらこの様です。
やっぱ私はロック上がりなんだなーと思う瞬間だったりして。
■全12曲で、ブランク数分挟んで73分の力作です。ちょっと想像していた物より
アンビエント色が強くてがっかりですが、大音量で聴いたらトビそうな音です。
沈み込みたい気持ちでいっぱい。

Bitcrush / Enarc (Component)

