2005-10-18 18:09:49

Boards Of Canada - The Campfire Headphase [ 特集・長文レビュー ]

■前作Geogaddiから3年、このシーンでは欠かす事の
出来ないBoards Of Canadaの新作です。

日本盤に付いたライナーには、アーティスト自身にインタビューし、
得たコメントが書かれていて、このアルバムについて色々知る事が
出来ます。

これまでのアルバムと大きく異なるのは、このアルバムには多くの
生楽器が使用されている点にあります。が、そこが彼らの実力という
べきでしょうか、これまでと変わらない質感を、そして世界観を保ちつつ
さらにバリエーションを広げたという感じになっています。
そこにあるのは、自分たちが持つ徹底した音へのこだわりなんでしょう。

私がこうした前情報を得る前に強く感じたのは、ビートの音一つ一つが
トラックに合わせて研磨されたかのごとく、楽曲に馴染んでいること。
そして、以前のようなメランコリーなメロディが減少し、素直な温もりに
溢れていること。

どのアルバムよりも、これは顕著だと思います。
温もりに関しては過去のものもあった、と思われる方が多いかも
しれませんが、私は血が滴るような熱量を感じたりしてまして、
今作ほどすんなり伝わらなかったりしてました。

細かく見ていくとBOC特有のビート2パターンの分離が絶妙な具合で
配置されていたり、シンプルながら飽きの来ないビートや、古ぼけた
レコードからのサンプリングのような上モノ・・・でありながら、周期的に
変化を遂げていく輪郭の曖昧さがあり、気づけばサイケ感も混じっていたり
やっぱりどこを取ってもBOCの音。生楽器が多用されている、なんて
不安に思う必要は全くなく。

アルバム構成を取っても、前半から中盤までビートが強いトラックが多く、
後半に向けて徐々に収束させていきますし、非の打ち所がありません。
若干の修正点といえば、これまでトラックわけされていた幕間的な曲が
そのまま繋がっていたりしますが、余り問題じゃないです。

■言っておきますけど、いくらでもこのアルバムについて私はだらだらと
書く事が出来ます。が、そんなものはこのアルバムを再生させた瞬間から
全て吹っ飛ぶ事でしょう。書くだけ、そして読むだけ無駄です。
聴けって事です(笑)。それが一番の説得力でしょう。

風化させたような音作りを繰り返しながら進化する、そんな逆ベクトルを
同時に行う・・・。いやはや(死語)本当に凄まじいものです。

あ、ボーナストラックはお好みでどうぞ。トラック自体は良いです。


Boards Of Canada / The Campfire Headphase (Warp)

Posted by aphex at 2005-10-18 18:09:49 | コメント(0) | Trackback(0)

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2005-10-18 16:31:34

Monotonik - 051~055 [ ネット・レーベル ]

■ち。結局、大分空いてしまったじゃないですかぷんぷん。
って私が悪いんですかテヘヘッ(*゜ー゜)>

さて、本日より中期(051〜100)に入ろうと思うわけですが、以前の
ように連続しては出来ないかもしれません。ちょっと家がですね。。
ていうわけなんです。ええ。

本日はmtk051〜mtk055までやりますよ。

Idmonster - The Force May Be With You…mtk051
上モノをぼかすようなテクスチャー的エフェクトに、要素の弱いリズム。
非常にまったりで、上モノで飛ばされそう。ぼんやり。03:52。



PBXO - Autumn Week…mtk052
時間的に強弱が付く上モノにクリック・ビート。中々シャープで
ミニマルなリズムです。ギャップが良い感じで調和。中々です。06:05。



Basehead - Beacon…mtk053
浮遊感のある上モノに生音系打ち込みビート。徐々にダブなシンセが
加わり展開します。どの音も控えめな印象で、少々残らないかも。04:29。



Vim! - 8-Bitten, Break Smitten…mtk054
軽快なビートにチープなベース・シンセで展開するジャングル。
変化しまくりで後半に入る上モノがオサレ。な時も一瞬あります。03:24。



Lackluster - One-Offs EP…mtk055
アブスト系ビート/浮遊感のシンセなミニマルT01、ちょっと変なチープさが
あるアシッドT02、全体的に美麗なT03&T04(T04はビートなし)、流麗上モノ
+高速な打ち込みでハイライト的T05、締めにノン・ビートT06の6曲入りEP。
T05がこのアーティストの本領発揮ですねぇ。素敵です。25:29。



■あー、久々にやりました。ちょくちょく聴いていたのですが、
聴くのと書くのはまた別、みたいな。しかし余りに空きすぎましたね。

で、相変わらず音は古さがあるものの、やっぱり中々なんですよね。
私は割りと最初の印象を強く持つので、最初で聴いて退屈だとすぐに
飛ばしがちなのですが、本当にこのレーベルのものは飛ばすものが
滅多にありません。そんな底力を見せ付けられます。

やっぱりmtk055ですかね。といっても聴いておきたいのは
T05なんですけど。そのほかはいつものこのアーティスト、て
感じで。金太郎飴状態です。

Posted by aphex at 2005-10-18 16:31:34 | コメント(0) | Trackback(0)

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