2005-06-24 16:37:18

Secede - Bye Bye Gridlock Traffic ++ [ 特集・長文レビュー ]

■オランダのレーベルSending Orbs2枚目となるアルバムです。
SecedeことLennard van der Lastですが、
このアーティストにとっても2枚目となるアルバムだったりします。

ネットレーベルMonotonikからmp3でのリリースを別とすると、
1stはMerckからのフル・アルバムBye Bye Gridlock Traffic
デビュー・アルバムとなります。

げ・・・このアルバム、レビュー書いたと思ったのに、
曲紹介程度でしか触れてないんですね。折角の機会ですので簡潔なDiscographyと併せて
ご紹介したいと思います。

■このアーティストの名前で記された初めての曲は、n5MDから
リリースされたProemのアルバムAmong Others
Remixです。その繋がりからMerckとのラインが出来、
2002年、Machine Drumの曲をRemix、後のフル・アルバムへと
繋がっていきます。

オリジナルの活動はというと、ネット・レーベルのMonotonikから4曲入り
EPのMommylove & Daddypride、シングルThe Whistler
リリースし、活発な活動を見せます。

2003年に前出のデビュー・アルバム、2005年に今回ご紹介するTryshasla
さらに今年夏にはNeo Ouijaから

Silent Flower Observers
発売が控えています。こちらは遅れているようですが。


Secede / Silent Flower Observers (Neo Ouija)


■13曲収録された1stアルバムですが、余りトラック的な境目はなく
Tryshasla同様、アルバム通して物語仕立てとなっています。

このアーティストはアンビエントの傾向が強く、生音・電子音を
絡み合わせながら情景を描き、ちょっと暗い雰囲気のアンビエントが前半から
中盤まで占めます。そして音数の少ない隙間だらけのピアノ曲から一転、
Hip-Hopビートを感じさせる強くて太いリズム入りのトラックが数曲続きます。

このトラックの数々が、リズム好きの私を虜にしました。元々、Merckから
なんでこのアルバムがリリースされたんだろう、という曲が中盤まで
続いたのが、疑問とアンビエントのダークさを吹き飛ばすかのように
明るく朝を感じさせるGreeting Twinsunian、前出Machine Drum
曲をRemixしたReturn To Island Cxへと流れるように続き、
徐々にスピードを増してクライマックスのアルバム表題曲へと
雪崩込む様は新人離れしていたと思います。
・・・すっげ長い文章ですね☆

迎えたピークをクール・ダウンさせるように、次の曲は深く
沈み込んでいくアンビエント的なシンセに、クリック/グリッチながら
トゲのない短くカットされた音でリズムを構築。そのままラストの
アンビエント・トラックへと繋いでいきます。

若干、暗くドローンの雰囲気から始まったアルバムは、
中盤で輝きを見せ、夢心地的な終焉を迎えます。まるでその続きを
次作へと持ち込むかのように。Merckの隠れた名盤でお勧めです。


Secede / Bye Bye Gridlock Traffick (Merck)

Posted by aphex at 2005-06-24 16:37:18 | コメント(0) | Trackback(0)

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