2007-12-30 12:34:53
Epic45 - May Your Heart Be The Map [ 試聴・ポストロック関連 ]
■またゆるーい感じの盤を持ってきました。
2人組のポストロック系ユニット・・・という言い方が正しいのか
知りませんけど、元々はバンドだった気がします。そんな彼らの4枚目です。
エレクトロニカ、というと違うと思うのですが、かなりこっち寄りの
アプローチもある音楽だと思います。ギターをメインに据えた生音重視の
サウンドながら、楽曲としてのまとめ方がエレクトロニカであるように
思います。
また、トラックによってはBoards Of Canadaのような
サイケデリック感のあるシンセ・トラックがあったり、ミニマル的に
刻むための打ち込み+ウィスパー・ヴォーカル、センチメンタルな
郷愁的なメロディ、全体的に漂う浮遊感と聴いていて心地良い作品です。
いやー、こういうアルバムが良く感じるなんて、本当に今年の私は
アンビエントな方向に突き進んだように思いますよ。
■全12曲43分と、程よい長さのアンビエント・タイムになります。
持ち運びには適していないと思いますが、眠る前の一枚とかに。
Epic45 Website
Epic45 myspace

Epic45 / May Your Heart Be The Map (Make Mine Music)
2007-12-30 12:33:55
Bola - Kroungrine [ 試聴・一口レビュー ]
■大御所の登場です。何となくもう新譜? とか思ったのですが、
前作のGnayseからすでに3年ぶりとなっていましたか。
月日の流れるのは早いものですね。
ああ、そっか。間にShapesが再発されていたりしたからかも
分かりません。オリジナル・アルバムとしては4枚目みたいです。
ShapesやMauverはEP扱いなのかな。
■そんなDarrell Fittonですが、アルバムがリリースされる前に
サンプルを試聴したところ、凄くひぷほぷつーかアブストラクトな音源が
多く、驚きました。ビート要素は元々Hip-Hopを通過したエッセンスは
当然あったのですが、ここまで顕著になるとは・・・と一抹の不安を感じた次第で。
なんですけど、蓋を開けてみれば、ビートの質感こそ変われども
上モノやリズム的な絡み方は、さすがの仕上がりでした。
というか、エレクトロニカの最盛期を支えてきたアーティストの音源を
耳にして思ったのは、トラックにおけるクオリティの高さの違いでした。
音の一つ一つのレベルで、作りこまれ具合が違うといいますか。
それはここ数年で台頭してきた若手(キャリアで言います)アーティストに対しての
違いかなと感じた次第です。それぐらい緊張感が違うような。
この辺の感覚は、あるアルバムのRemixとして参加していたArovaneの
トラックでも感じました。差があると思います。
■なんですけど、ちょっとこのアルバムはスペイシーをお求めの方には
ちょっとがっかりなアルバムかもしれません。余り深海系でもないですし。
トリップ感はありますけども。全8曲53分です。
Bola Website
Bola myspace

Bola / Kroungrine (Skam)
2007-12-30 03:12:46
Tobias Lilja - Time Is On My Side [ 試聴・一口レビュー ]
■なんでこのアルバムを今頃ー、という声が聞こえてきそうですが、
私はこれ好きなんですよー。どうせ同意を得られないのは分かって
いるのですけど。でも再生回数で言うと、実はこれかなり多いんです。
今年一番活躍したエレクトロニカ・レーベルは? という問いを
しますと、まず間違いなく出てきそうなのがn5MDじゃないかと
思います。何しろ今年リリースした数は13で、ならすと毎月1枚以上の
作品をリリースした事になるわけで。
そんな大活躍な一年だったわけですが、その中でもワーストと
呼び名が高いこのアルバムですけど(誰にかって? 色んな方にです・笑)、
何がそんなに悪評価に繋がったのでしょうか。
■って、他の方の評価が気になったので、検索してみたら・・・
触れていたのは2人しかいらっしゃいませんでした。お二方とも知り合いで
とても寂しい気持ちです。悪評価どころか無関心でした。なんてこった。
まず、受け入れられないのは、基本的に上モノが暗くドローンの形式で
ありながら、さらにアーティストご自身による起伏の少ないボーカルが
全面的に前面に出てきているからかもしれません。凄く残念な気持ちになります。
・・・いや、アルバムの評価として残念じゃなくて。
前作は全くボーカルが入っていなかったのですが、今作ではむしろ
インストのトラックが1曲しかないという。
なお、ボーカル以外では実に硬質な打ち込みであったりして、音の
質感は嫌いじゃない方は多いはず。さらにピアノやドローンなシンセ、
荒涼とした上モノが広がりに、ノイズが加わったりして、凄く荒廃とした
退廃的サウンド。そこにがっかりなボーカルが入るわけなんですけど、
この声があれですか、好き嫌いで言うと「嫌い」が6割とか7割とかって
感じになっちゃうでしょうか。
■凄く否定的に書いているようですけど、それは客観的な感想を
拾ったまでであり、私は凄く好きなアルバムです。聴くととても
荒みきった気持ちになるのが、何とも素敵です。ほんとです。
そんな全11曲70分間はいかがですか。え、長すぎ?
Tobias Lilja Website
Tobias Lilja myspace

Tobias Lilja / Time Is On My Side (n5MD)

